「わかる」とはどういうことか 認識の脳科学
・知能とは、常に変化し続ける状況に合わせ、その時にもっとも適切な行動を選び取る能力である。ある状況に最適な行動を起こすには、複数のプランが必要である。
思考の単位は、記憶心像である。記憶心像の整理には、言葉が重要な働きをしている。相手の言葉を理解するには、社会共通の言葉の意味を知っておく必要がある。意味の記憶は、何度も繰り返し経験することで少しずつつくり上げていく記憶である。
知能とは、常に変化し続ける状況合わせ、その時にもっとも適切な行動を選び取る能力である。ある状況に最適な行動を起こすには、複数のプランが必要である。前頭前野は、複数の行動プランを同時に想起して、その中からその時の状況にもっとも適切なプランを選択し、それを実行するという役割を担っている。
わが家の縞ちゃん(猫)は、言葉を持たないので、記憶心像を整理することができないはずだが、彼女はどのようにして最適な行動を撰んでいるのだろう?逆に私たち人間は、目で観た世界をいちいち言葉に変換して理解している。
そして、言葉を繰り返す程、神経細胞の繋がりが強化されるということは、思考や考えたことを書いて整理することを繰り返す人ほど、複数のプランを立案し、その中から最適な行動を選び出す力があるということだ。このような駄文を記述することも、記憶心像の整理に役だっていると信じたいものだ。