2014年、今年も残り1ヵ月!後10冊、ミステリー小説を読みたいと思います。
今週のお題「年内にやっておきたいこと」〈2014年をふりかえる 1〉
昨年(2013年)の7月、池井戸潤さん原作の「七つの会議」が、
NHKでドラマ化された。「七つの会議」は、ある企業が、商品の
欠陥を隠蔽しているという設定の物語りだった。
それを観た私は、「これは、原作を読んでおかなければ」と勤務先の
近くのBookoffに行ったが「七つの会議」がなく「空飛ぶタイヤ」を
手に入れた。「空飛ぶタイヤ」は、トラックのタイヤが外れて
死傷事故が起こるという設定の物語りだが、これも企業の不祥事を
テーマにしたものだった。
こうして、池井戸潤さんが書いた企業小説に嵌った私は、その頃
始めた読書メーターで親しくなった方から薦められた、
ミステリー小説に嵌ってしまった。
ミステリー小説を読むのは久しぶりだったが、私は元々、推理小説が
好きだったのかもしれない。どちらが先だったか忘れたが、乱歩の
「人間椅子」や赤川二郎さんの「三毛猫ホームズシリーズ」などを
夢中で読んだこともあった。
読書メーターを始めとする「読書系SNS」に感想を投稿するという
モチベーションに支えられ、あれから1年と4ヵ月、ミステリーを
読み続けてきた。今年も残すところ1ヵ月、後10冊を目標にしたい。
今週のお題「我が家のご馳走」
今週のお題「我が家のご馳走」
ティーヌン流 タイの屋台ごはん 人気タイ料理店の簡単本格60レシピ
- 作者: 味澤ペンシー
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- メディア: 単行本
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鶏肉のバジル炒め タイのガパオごはん
ガパオごはんが美味しかったので、
カミサンと柏のタイ料理店に行ったんですけれども、
残念ながらちょっと違った…
むしろ、その後で、カミサンが作ってくれた方が、
空飛ぶタイヤ
danyromeroさんにお借りした空飛ぶタイヤを鑑賞しています。
まだ、途中なのですが、原作とはまた違った魅力があって、家内と一緒に引き込まれています。
ドラマの中でも、ホープ自動車が、大事なスポンサーだから、事件が週刊誌に掲載されるのが見送られますが、このドラマもWOWOWだからこそ、制作できた作品ですね。
Wikipediaも、利用者に寄付を呼び掛けていますけれども、スポンサーのいないメディアというのは、真実に近い情報を伝達するという意味で、本当に大切ですね。
↓原作も良い作品です。
次々に襲う困難から赤松や家族、会社を支えるのは、赤松を信頼する妻であり、子であり部下だった。そして、真相を追求しようとする赤松の周囲には、同じように大企業の論理に抵抗しようとする人が集まり協力してくれる。
逆に、既得権や私利私欲を求める人の周囲にも、同じような人が集まり醜い駆引きが行われる。思いがけないことで前を塞がれた時、その壁を突破できるかどうか、自分を信頼してくれる人々の協力得られるかどうかは、それまでの人生で積み重ねてきた誠実さと熱意が問われる。物語の結末では、どのような審判が下るのだろうか。
登場人物が、それぞれの立場で自分の利益とあるべき姿の間で揺れ、人生を選択してゆく。そんな登場人物たちの心を支えるのは、彼らの妻や子供であったり、同僚であったりする。上の感想でも書いたが、自分の信念を貫けるかどうかは、それまでの人生をどれだけ誠実に生きてきたか、その人生の中で妻や子供、上司や同僚、部下とどのような関係を築いてきたかが問われる。
利害で繋がっただけの関係は脆くむなしいが、尊敬や信頼で繋がった関係は強く美しい。現実の世界から隠蔽は無くなって欲しいが、美しい人間関係はこの物語の様であって欲しい。