いい夢みてね

『いい夢見ろよ』は、古くは、『8時だよ全員集合』の最後で加藤茶さんが言っていた台詞。今では、柳沢慎吾さんが、コントの最後に言うフレーズです…たぶん幸せって『いい夢を見る』ような心理状態にあることではないでしょうか?あなたと私が、そうなれるような話題を探して行きたいと思います.

2月に読んだ仏教の本


ブッダ―大人になる道 (ちくまプリマー新書)ブッダ―大人になる道 (ちくまプリマー新書)感想
この本のもとになったのは、埼玉県飯能市にある自由の森学園中学校・高等学校での授業と講演とのことです。上座仏教についての予備知識がない状態で、いきなりアルボムッレ・スマナサーラ長老の講義を聞いたとしたら、生徒たちはもちろん、先生方も戸惑ったと思いますが、仏教の起源を知り、日本に伝わった大乗仏教とは違う感じである、ということを知ったことは、価値ある経験だったのではないかと思います。若いうちから、お釈迦さまが説いたとされる教えに触れることは、とても良いことだと思いますし、羨ましいなぁ~と思います。
読了日:02月17日 著者:アルボムッレ スマナサーラ


100文字でわかる 世界の宗教 (ベスト新書)100文字でわかる 世界の宗教 (ベスト新書)感想
手に入れた時は「仏教のところだけ読めばいいや」と軽い気持ちでだったのですが、取り上げているそれぞれの宗教のポイントや解説が適切なので分かりやすく、とても読みやすかったので、あっという間に読了することができました。もちろん内容が深いとは言えませんが、世界の宗教が体系的に網羅されており、お釈迦さまが仏教を説く前に、どのような宗教があったのか、という歴史や地域との関係も書かれているので、後から手に入れた宮本啓一さんの『ブッダが考えたこと(仏教のはじまりを読む)』を紐解く際に地図のような役割を果たしてくれました。
読了日:02月11日


池上彰と考える、仏教って何ですか?池上彰と考える、仏教って何ですか?感想
前半は、仏教の誕生、日本への伝来などを客観的な視点から解説してくれています。後半は、チベットの高僧、タムトク・リンポチェとの会見、そして、ダライ・ラマ14世との対談…。いつもは、事実を、私のような政治・経済に疎い者にも分かりやすいように、噛み砕いて客観的に解説してくださる池上さんですが、私たちが不安を和らげるために、仏教を活かす方法については、ダライ・ラマ法皇の言葉を借りながら「誰にでも備わっている愛や慈悲といったポジティブな感情を高めていくことで、克服できる。」と静かではありますが、力強く語っています。
読了日:02月09日 著者:池上彰


偽善入門 (小学館文庫)偽善入門 (小学館文庫)感想
>偽善の中に必ず数パーセント含まれる純粋な善が、自らの心に染み付き作用することによりまして、自らの心が善い方向へと組み変わっていく効果があるのです……。私たちは、ついつい、慈善を装ったように見える行為を非難してしまいがちですが、小池龍之介さんは、このように偽善の効能・効果を期待することで、いきなり到達することが難しい真の善を目指すことを奨めています。ですから偽善者のように見えないかな?なんて恐れずに、良いと思ったことは躊躇せず行いましょう。座禅のように先ず姿勢を正すことで、心が整ってくるのだと思います。
読了日:02月09日 著者:小池 龍之介


煩悩フリーの働き方。 (角川文庫)煩悩フリーの働き方。 (角川文庫)感想
>仕事は、本来私たちが生き延びていく力を与えてくれるものです、一瞬一瞬やるべきことに向かって、意識を集中させ没頭していく…仏道のように修行を積むことによって、煩悩一つひとつが消えてゆき、ストレスのない充実した爽やかさが残るのです…。確かに、うまく行かない時って、目の前の仕事に意識が集中せず、その仕事がうまくいかなかったらとか、逆にうまくいったらとか、余計なことを考えている。それは不安だったり期待だったりするわけですが、欲のために仕事をしている、ということに他ならないわけです。不純な動機ではうまくいかない。
読了日:02月09日 著者:小池 龍之介


苦しまない練習 (小学館文庫)苦しまない練習 (小学館文庫)感想
>今やっていることを心の中で常に認知し、ありありと感じること。これが本来の意味での「考えない練習」です。そして実は、これが瞑想なのです。無意識の行為を一切消滅させていく、この時間を増やしていくと、そのまま修行者になります……。私も含めて、修行をしたことがない人は、座禅や瞑想によって「無我」になれるなんて思っていないのではないでしょうか?何かをしている時も、心には、後悔や心配が渦巻いて、集中できていないのではないでしょうか?瞑想への第一歩は、今していることを意識して、意識できることを拡張することのようです。
読了日:02月02日 著者:小池 龍之介


禅が教える 人生の答え (PHP新書)禅が教える 人生の答え (PHP新書)感想
>生きる上では、基本の繰り返しが何よりも大切だということなのです。そして基本的なことを長年にわたって繰り返すことで、知らぬ間にプロフェッショナルになっている……。現代社会では、徹底的に効率を追求することが良いことだと言われます。モノや作りはもちろん芸術すら、長年の修行で技を習得して、同じものを作り続けたり、演技をしたりする人が少なくなる傾向があるような気がします。しかし、効率を追求した結果、生まれたモノやサービスは、私たちの生活を便利にすることは出来るでしょうけれども、心を満たすことは出来るのでしょうか?
読了日:02月02日 著者:枡野 俊明


ブッダの幸福論 (ちくまプリマー新書)ブッダの幸福論 (ちくまプリマー新書)感想
>本書では、生きることは完全に無価値で、無意味である。と指摘しました。といっても我々人間には、この上ない尊い目的を作ること、ゴールを設定することができるのです。自分で設定した目的なので、何の脅迫感もなく楽しくその目的を目指して、まっすぐ生きることができるのです。シンプルなことを一つひとつ、確実に淡々とやっていけば、それが有意義な生き方ということになります。生きるということは、絶えず死をさけることです。自然の法則でハードルを乗り越えられないほど弱くなるまで、死に挑戦し続けることが、生きることなのです。
読了日:02月02日 著者:アルボムッレ スマナサーラ

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