いい夢みてね

『いい夢見ろよ』は、古くは、『8時だよ全員集合』の最後で加藤茶さんが言っていた台詞。今では、柳沢慎吾さんが、コントの最後に言うフレーズです…たぶん幸せって『いい夢を見る』ような心理状態にあることではないでしょうか?あなたと私が、そうなれるような話題を探して行きたいと思います.

正義という名の凶器

 

正義という名の凶器 (ベスト新書)

正義という名の凶器 (ベスト新書)

 
・この本は、ある意味、もう一つの『未来の年表』なのかもしれません。少子高齢化による人口減少がもたらす影響は、大きなものですが、匿名という隠れ蓑に守られた中から、客観性のない正義を振りかざす人による暴力は、社会を蝕むかもしれません。
 私は、この本についての感想・レビューを書く前に、『正義という名の凶器』という言葉を定義づけする必要を感じ、あえて「凶器になりかねない正義」と言い換えました。それを行使する人たちは、意外と古い価値観を呼び覚まされた顔のない集団なのかもしれませんね。

 凶器になりかねない正義とは、自己に対して客観的ではない特定の集団、あるいは個人的な価値観に支えられた行動原則だと思います。誤解を恐れずに言えば、何らかの原理主義とも考えられます。凶器になりかねない正義とは、そのような価値観を持つ特定の集団や個人によって行使されます。
 
 インターネット社会においては、そのような行為が仮面を被った状態で行われ、そこに"はやしたてる観衆"や"傍観者"も加わって拍車がかかりやすくなります。"観衆"の調査能力は驚くべきもので、加害者のプライベートは暴かれ、家族も連帯責任を負わされます。

 この本は、積読になっていたのですが、2018年から2019年への移り変りの中で手に取ったということに運命を感じるような内容でした。2ヵ月に渡って仏教について学んでいなければ、素直に受け止められないような、衝撃がありました。
 
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