いい夢みてね

『いい夢見ろよ』は、古くは、『8時だよ全員集合』の最後で加藤茶さんが言っていた台詞。今では、柳沢慎吾さんが、コントの最後に言うフレーズです…たぶん幸せって『いい夢を見る』ような心理状態にあることではないでしょうか?あなたと私が、そうなれるような話題を探して行きたいと思います.

沈黙入門

 

沈黙入門 (幻冬舎文庫)

沈黙入門 (幻冬舎文庫)

 

 

・思い通りにならないことって、結局、相手のせいではなくて、自分の期待が大きすぎるってことなのかもしれませんね。苛立ちを静めるためには、自分に対してどこまで客観的になれるかにかかっているのかも(/・?
 この『沈黙入門』は、小池龍之介さんが、放蕩生活ゆえに大学を二留していたころから、修行をぽつぽつと始め、何とか卒業して「イエデカフェ」を営んでいたころの間に「家出空間」というウェブサイトに書き続けていたいたもの、とのことです。おそらく、自意識過剰であったために、様々な"上手く行かないこと"に出会い、挫折を経験し、その状態から立ち直るために、その時の自分を客観的に見詰めることを通して課題を発見し、師から教えを乞うのではなく、自分自身の力で仏道に接近し開眼していった過程の記述とも言えるのではないかと思いました。

 小池龍之介さんの経歴は、何となく知っていたんですけど、このデビュー作?を読むと、まだ何かに抑圧されている結果としての『沈黙入門』があり、ほころびからもれてくる「うめき声」のように聞こえなくもありません。やはり、自分の在り方は、自分自身で見つけなければならないのだと、改めて思いました。

 確かに、欲望は、求めれば求めるほど、満たせたとしても満たせるほど、肥大化し、自分でもコントロールできなくなるものなのかもしれませんね。ゴーンさんもそうだったのかな(・・?

 ある意味、教育とか、ビジネス、政治など、人の活動というものは、自分が納得した主義・主張を相手に押し付けていくことだとも言えるので、小池龍之介さんが仰るところの仏道とは、方法性が違うものなのかもしれませんが、人類が良かれと思って邁進してきた活動が、一方では戦争や地球の資源をむさぼることに繋がっているとも言えるので、さて、どうしたものなのか?

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